先日、一件の問い合わせがありました。
「住宅展示場とか、いろいろ見て回ったけれどピンと来ず、設計事務所に目を向けはしたものの、自分たちの予算では分不相応と諦めかけておりました。」といった内容でした。よくあるといえばよくあるお話。そして、それもまた多く聞かされる誤解、「敷居高く感じて」とも続けられていました。
無理難題がある程に立ち向かいたくなるのが、いわゆる職業病なのかも知れません。予算は厳しそうですが、今回声をかけて頂けて嬉しいです。がんばればきっと大丈夫だと思います。そう返事しました。
そして、この言葉を拝見し、本当に涙が出るくらい嬉しかったです。と。
こちらこそです!
設計事務所に対する誤解は、よくこの「敷居の高さ」から始まります。これについて思うのは、家づくりに想いのある人にとっては決して高い敷居なんて無いという事。強い想いには応えたくなる。それも設計事務所の癖の一つだと思います。
このご夫婦は、少し金額の高い土地を購入した事をきっかけに、建物にかけられる予算が減った事を嘆き、設計事務所での家づくりを諦めかけていたといいます。
ご主人はその事を奥様に申し訳ないと言い、奥様はご主人に対して、今の土地を買ったことを決して後悔して欲しくない、そのためにも素敵な家を建てたい、と。
ああ、なんて良い話でしょうか。
「自分たちの長年描いてきたマイホームの夢を叶えたい。」その気持ちに応えるべく、我々設計事務所があるのだと思っています。
そして今日、初顔合わせ。
TAKIMOTOのマカロン頂きました。
明日のおやつにさせて頂きます。やったー。
先週末、もう一人5年間一緒に働いてくれたスタッフがピュウを辞めていきました。いろいろな覚悟を持った上での次のステップへの挑戦です。すごく良い事。応援しています。
でもやっぱり寂しいですよねー。一緒に仕事をする人は、お施主さんはもちろん、工務店さんも、下請業者もみんな大事です。でもスタッフはまた別のファクターを持った大切な存在。スタッフに支えられ、助けられて今があり、スタッフ一人一人がピュウデザインの骨肉の一部なのは間違いないです。その存在が無くなってしまうのはある意味喪失感。大げさかも知れませんが、簡単に取り替えの出来る物ではないし、そういう関わりに恵まれていると自負しています。そういう事務所だと思っています。
だからという訳ではないですが、ぼくらの出来る事は、展望を望む元スタッフたちに負けない様、居て良かったと思える様な事務所でありたいし、もっともっと仕事に磨きをかけていきたいと思います。
そして今週、新しいスタッフが来てくれました。これからもっともっとのピュウデザインの一員として、育っていってほしいなと思います。もしどこかでお会いした際はよろしくお願いします。
それに伴って、スタッフ募集の要項をnews内にて更新します。
どなたか居たら是非です!