先日、一件の問い合わせがありました。
「住宅展示場とか、いろいろ見て回ったけれどピンと来ず、設計事務所に目を向けはしたものの、自分たちの予算では分不相応と諦めかけておりました。」といった内容でした。よくあるといえばよくあるお話。そして、それもまた多く聞かされる誤解、「敷居高く感じて」とも続けられていました。
無理難題がある程に立ち向かいたくなるのが、いわゆる職業病なのかも知れません。予算は厳しそうですが、今回声をかけて頂けて嬉しいです。がんばればきっと大丈夫だと思います。そう返事しました。
そして、この言葉を拝見し、本当に涙が出るくらい嬉しかったです。と。
こちらこそです!
設計事務所に対する誤解は、よくこの「敷居の高さ」から始まります。これについて思うのは、家づくりに想いのある人にとっては決して高い敷居なんて無いという事。強い想いには応えたくなる。それも設計事務所の癖の一つだと思います。
このご夫婦は、少し金額の高い土地を購入した事をきっかけに、建物にかけられる予算が減った事を嘆き、設計事務所での家づくりを諦めかけていたといいます。
ご主人はその事を奥様に申し訳ないと言い、奥様はご主人に対して、今の土地を買ったことを決して後悔して欲しくない、そのためにも素敵な家を建てたい、と。
ああ、なんて良い話でしょうか。
「自分たちの長年描いてきたマイホームの夢を叶えたい。」その気持ちに応えるべく、我々設計事務所があるのだと思っています。
そして今日、初顔合わせ。
TAKIMOTOのマカロン頂きました。
明日のおやつにさせて頂きます。やったー。